「相続」は被相続人の家族に対する想いの表れといわれております。円満な対策ができればよいのですが、対策を誤ると親族間に大きな亀裂を遺してしまうということもあります。 また、相続はおいそれと相談できることではなく、さらに対策には税務・法律面や、保有資産である証券や不動産など多岐にわたり、誰に何を相談すればよいか分からないとお悩みの方も多くいらっしゃいます。 そのようななか、インターネットや書籍などクロスメディアを通じて、相続コンテンツの情報発信や相談を行う日本相続株式会社が設立されました。 弊クラブは、税理士・公認会計士を中心とした士業専門家の団体で、このサービスにできる限りのご支援をさせて頂き、多くの方が円満相続につながれば幸いです。

戦後生まれのいわゆる「団塊の世代」の方が65歳を超えて、日本も本格的な高齢化社会に突入しました。その中で、相続税の改正や相続法の改正が新聞各紙に大きく取り上げられ、成年後見人や家族信託等にも関心が集まっております。そして、「自分が高齢期に入ったら何を準備すべきなのか？」、自分を支えてくれた家族や社員のために行っておくべきことは色々あるのではと感じているのではないでしょうか？ また、最愛の家族に突然の相続が発生した際に、「相続の手続きって何をしなくてはいけないの？」、誰に聞けば、すべての手続きを漏れなくサポートしてもらえるのかと困惑してないでしょうか？しかし、「まだ早いかな」という本人の気持ちや「準備や相談はしにくいよね」という家族の気持ちにより、相続の事前準備は進まないものです。そこで、その相続に関する情報を誰でもいつでも気軽に得られて、かつ財産や家族の状況に応じたアドバイスを各分野の専門家から受けられる仕組みをネット上に作って、相続で不安を抱える人が円滑で円満な相続を迎えられるようにしたいと考えました。そしてここに、多くの専門家の賛同を得ることで、「相続の教科書」の企画がスタートしました。

相続の改正が頻繁に行われる今日、またニュースでも相続の話題が多く取り上げられるようになってきました。相続の心配など過去はごく一部の富裕層の方々のみの心配事でしたが、現在は、誰でも相続の問題を心配する時代となってきました。相続と一言で行っても相続税だけの問題だけでなく、相続争いの問題も含めて、多くの方々の関心が出てきたのではないでしょうか。 また高齢化となり、健康で長生きを望む方が多いのですが、現実ではなかなか健康を維持しながら長生きをするのは難しく、財産管理なども含めた新たな問題が発生してきています。そこで、相続について、税金も含めて身近に気軽に相談解決できる仕組みはできないかということで、今回、日本相続「相続の教科書」をスタートする事となりました。少しでも皆様の悩みが解決できれば幸いと思っております。